ヨガの源流となる流派にはいくつかありますが、現在スポーツクラブやヨガスタジオで行われているのは多くが”肉体的ヨガの元祖”とも言われるハタヨガ、またはそこから派生したもので、これらはヨガの中でもポーズや呼吸法を重視するため、エクササイズ的な効果が得られます。
よく耳にするホットヨガ、パワーヨガ、アシュタンガヨガなども、元祖ハタヨガの流れを汲むものなんです!
『ハ=ha』は太陽・吸う息、『タ=tha』は月・吐く息を意味します。
つまり『ハタ』とは太陽と月、精神力と生命力が一体となったものという意味。
ポーズと呼吸法を中心に、心身のトータルバランスを調え、パワーを引き出すことを目的とします。
※”ハタ”とはサンスクリット語で力、強さを意味します。
ヨガにはいろいろなポーズがありますが、これらは『アサナ*(アーサナ)』と呼ばれ、正しい呼吸法とともに丁寧に行います。
*アサナ…座ることを意味するサンスクリット語『アース』からくるもので、瞑想のための安定した座り方、体位がヨガのポーズを意味するようになりました。
①床に垂直になるように両腕と両膝を床について四つん這いに。
※腕と膝は肩幅くらいに開いて、目線は床に。
②息を吐きながら、背中がつり上げられるイメージで丸めます。
そのままお腹をへこませて頭を両腕の間に入れ、30秒ほどそのままに。
※この時、息は止めず自然に呼吸します。
③息を吸いながら背中を反らせて胸を張ります。再び30秒ほど姿勢をキープ。
※この時も自然に呼吸しましょう。
②と③を約5回繰り返します。
簡単なポーズだけど、血行促進、ヒップアップ、集中力アップなど心身に嬉しい効果が。
朝の目覚めや就寝前にちょっと取り入れてみてはいかがですか?
次回は、ヨガの中でもあまり動きの少ないものや、文化として根付いている『考え方』としてのヨガに注目してみます!