小林玲子ブログからのお知らせ

eランニング通信

グンゼSP eランニング通信 第10号

今回の通算第10号は、ランニング時に装着する「計測器」についてです。
計測器と言えば、「?ストップウォッチ」、これはシューズと同じくランナーの必須アイテムですね。練習時にレース時になくてはならいないものです。「?心拍計(ハートレートモニター)」は、使いこなせばストップウォッチ以上にペース管理に役立つアイテムで私はいつも装着しています。それと最近、「?GPS機能」の精度が高まり、ストップウォッチやアイフォンなどのスマートフォンでも、走行距離やペース、走ったコースの記録がほぼ正確に自動記録されるようになってきました。
では、具体的にご紹介しましょう。
最近の「?ストップウォッチ」では、表示部分が大きくなり文字大きく見やすいタイプがでてきました。
アシックスの「AR02 SUPER for Elite Racer」は、 軽さと薄さを兼ね備え、見やすさと操作性がよいようですし、タイメックスの「アイアンマンスリーク150ラップタップスクリーンテクノロジー」も大型表示板をタッチするとラップがとれる機能もついています。セイコーの「SOMA RUNONE」シリーズには、ピッチ音が出せる機種もありリズムよい走りをサポートすることもできます。
「?心拍計(ハートレートモニター)」とは胸の下部の地肌に、発信機付のゴムベルト(トランスミッター)を巻き、腕時計で無線受信し、心拍数値を表示するものですが、私はポラール社の各種製品を10年以上愛用しています。数値の精度はとても高いです。ただ最近はガーミン社、スント社等多くのメーカーが様々な付加機能のついた商品をだしていますので、新規で購入する場合は迷うと思います。
それと、スマートフォンに心拍データを送信できるトランスミッターがでてきました。スマートフォンの画面には経過時間や距離、ペースのデータと併せて心拍数値が同画面でまたその変化が折れ線グラフ化されてリアルタイムで確認できます。
「?GPS機能」は、ストップウォッチではガーミン社のタッチパネルの仕様の610を私も小林コーチも使っています。距離の表示精度は高く指導時のペースメイクには欠かせないアイテムです。またインターネット上にデータをアップロードすれば走ったコースのマップも確認できるので、距離の分らないコースや知らない土地で走ったときは走り終わってからも楽しくその日の走りを振り返ることができます。スマートフォンユーザーの方はランニング用のアプリケーションを活用すれば、画面に走行時間、距離、ペース、1kmのラップタイム等がカラーデサインで大きな文字で表示され、ペースの変化グラフや走行マップもリアルタイムで確認できます。アイフォン用の日本語のアプリでは「JogNote」(ジョグノート)、「Tweet Runners」(ツ
イートランナーズ)が有名です。英語のアプリでは、「RunKeeper」、「Runmeter」が多くのユーザーに支持されています。スマートフォンはストップウォッチと比べるとランニング時の携帯性に劣るのは仕方がないところですが、電話、メール、音楽を聴きながらなどなど・・・他の機能も満載の端末なので、忙しい人やあるいはLSDや旅ランなどでのんびり走るときにはとてもいい端末ですね。今後、益々各機能が向上していきランナーの楽しみをさらに広げてくれる素晴らしいツールになっていくのは間違いないでしょう。
先にも書きましたが私は、屋外のランニング指導時には、左手首のガーミン社のストップウォッチで1kmごとのペースと靴につけたセンサーからのピッチ情報を画面で確認し、右手首のポラール社の時計では胸のトランスミッターからの心拍数値から常に走行負荷(ペース)が一定なのかを、またウエストポーチの中には連絡用としてアイフォンを忍ばせ終了後すぐにデータをグラフで確認し結果をインターネット上のマイページへ送信しています。
皆さんは、そこまではする必要はないですが・・・(笑)、でもいいグッズを身にまとえば、モチベーションも上がり、また記録も正確にかつ手間なく残っていきますので、次の購入機会にいろいろと検討してみて、「スマート(賢い)ランナー」を目指してくださいね。